9月下旬 新田宿・四ッ谷
9月下旬に新田宿・四ッ谷で出会った鳥たちです。
コチドリの終認は9月26日でした。
第2波のノビタキ1羽は時々稲穂の上に出ているのを見かけますが、第3波のノビタキ2羽はコンバインの機械音に驚きどこかに行ってしまったようです。
仲の良かったカワラヒワもヒマワリの残実が少なくなると、実1粒をめぐって、嘴を合わせる激しい争いをはじめました。また、ヒマワリの実がなくなると、桜の虫えい(昆虫)やヒエの実を食べはじめました。
稲穂の上を風に流されてきた飛虫は、農道に達すると、風の流れに沿って農道に落下して
きます。そんな飛虫を追って、ハクセキレイは農道上をあっちに飛んだり、こっちに飛んだりして、器用に飛虫を捕らえ食べていました。傍らで、それを見ていたスズメもハクセキレイのまねをしますが、うまく飛虫を捕らえられずにいました。やがて、スズメが学習・訓練を積んで、飛虫をうまく捕らえられるようになれば、「桜花の盗蜜」のように、「飛虫捕り」がスズメの特技になるでしょう。
オオヨシキリはまだいます。川にコサギより少し大きめの鳥がいて、足早に岸辺を歩み続け、獲物を追っていました。また、羽震いをしていました。いつも見るコサギより動作が活発で、行動面からは以前見たカラシラサギに似ていますが、まさか、カラシラサギ冬羽ではないと思うのですが...。
畑でのこと、チョウゲンボウaが低空飛行し、目前のカワラヒワに向かって突進してきました。すると、チョウゲンボウbが上空から急降下し、カワラヒワを追い逃がしてしまいました。bはaの邪魔をしたように見えました。 aは怒り、bを縄張り内から追い出し、しばらく枝にとまり、呆然としていました。今年、チョウゲンボウは5羽が巣立ち、過密状態になっているようです。
ハシボソ、ハシブト両カラスが落花生の落実を割って連日食べています。脂肪分が多く、好物なのでしょう。換羽中のカワラヒワの顔はパンダ顔、頭部ははげ頭のように見えます。
換羽後、繁みから出てくるヒヨドリは、どれも尾がおおぎ型で、尾が伸び切らないうちに、繁みから出てくるようです。ヒヨドリのうち、早いものでは10羽以上の群となり、飛び交うようになってきました。相模川下流に向かう移動がはじまるようです。
河川敷にいたウコッケイ、これから食べ物が減少し、厳しい季に入ります。先のシャモ同様、棄てられたのか、かご脱けしたものか。
モズの縄張りは徐々に決まりつつあるようで、キーキーの鳴き声を聞く頻度も大分少なくなってきました。 戻る