8月 座間市新田宿・四ッ谷2015年8月

 8月中旬から9月前半の間は、セイタカシギ、アオアシシギ、クサシギ、アカエリヒレアシシギ、タカブシギ、エリマキシギが次々、新田宿の休耕田に飛来し、1日あるいは短期立ち寄っていきました。

1 オナガとセイタカシギ
 オナガ若鳥が見られました。今季、オナガは集団での繁殖には失敗しましたが、遊歩道脇の木で鳴き声がよく聞かれたので、単独巣で子育てが行われたものと思われます。滞在していたセイタカシギ第1回冬羽は、23日突然、食べるのをやめ、チーチー鳴き続け始めました。しばらく鳴き続けた後、上空に飛び上がり、大きく採食場所を2周したのち、一度採食場所に降下しましたが、下りることなく、次の採食中継地に向かって飛んで行きました。お別れです。アオアシシギも同様で、採食地を離れる時、鳴き続けた後、採食場所を記憶しておくためなのか、数周旋回したのち、飛去していきました。せっかく記憶しても、最近は休耕田が減り、休耕田の場所が変わり、鳥たちにとってはつらい渡りになっています。
2 オオヨシキリ
 若鳥が白い蛾か蝶を捕らえ食べていました。河川敷にもうしばらくいることでしょう。

3 ツバメ

 ツバメが空中で給餌(左)し、飛虫を大きな口を開き、吸い込むようにして捕らえていました。
4 ハシボソガラスとスズメ
 ハシボソガラスが獲物を細切し、食べています。 鼻毛が抜け、鼻孔が露出しています。
スズメが砂浴びをしています。争いが絶えず、左の穴は特に人気で、深くなり過ぎたようです。時々砂浴びを中止し、頭を上げまわりを監視する必要があるようです。頻繁に顔を上げます。

5 セッカ

 この季、成鳥、若鳥、幼鳥が田畑、河川敷で見られます。

6 コチドリ、イソシギ、トビ

 コチドリとトビは幼鳥のようですが。
7 キジバトとアオサギ
  キジバト2羽がかなり長時間争っていました。2羽の雄が雌をめぐって、取り合いしていた
のでしょうか。以前、自宅で足に傷を追った雄が若雄に雌を奪われる様子を見ています。 争いは数日続きました。アオサギが細枝に止まったのか、風が強まるたびに翼を上げ、ふらついていました。
8 ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ
 ムクドリがコガネムシ、スズメがショウリョウバッタ、ハクセキレイが毛虫、カワラヒワがオオイヌタデの実を食べています。

9 ゴイサギ
 川岸をあちこち歩み、水中をのぞき込むのですが、獲物は捕れませんでした。昼から得物探し、よほどお腹が空いていたのでしょう。

10 ハクセキレイ

 2羽が激しく体当たりしました。一瞬2羽とも立ち止まりました。痛かったのでしょう。採食場所の奪い合いをしていたようです。換羽のためか、過眼線のない(薄い)個体に会いました。

11 ムクドリ

  若鳥たちのようです。農道に溜まった水をすくい、嘴を空に向け高く上げ、飲水していました。嘴を高く上げ水を咽に流し込むのがムクドリの水飲みの特徴のようです。

12 カワラヒワ

 水浴後、羽繕い、間接頭かきをしていました。左は幼鳥で、口を開け続けていました。

13 コサギ

 あくびをし、水中から何かを取り出し、食べています
14 チュウサギ、コチドリ、アマツバメ
  チュウサギが足をそろえ、上げ飛んでいます。
15 キジ
 三箇所でキジの若鳥/幼鳥を撮ることができました。ほかでも見かけます。 戻る