2017年8月10日 遊歩道にいたオナガ幼鳥

 相模川沿い遊歩道にオナガの幼鳥が落ちていました。幼鳥は必死で道脇の低木生垣に登り、疲れたのかしばらくまぶたを閉じ休息していました。その後、飛び上がり、桜の低枝に移りました。すると、直ぐ親がやってきて給餌をし、その後親は離れず、子(幼鳥)の羽衣のアチコチを突き回し、羽繕いを繰り返していました。子は安心したのか、動かなくなりました。給餌後、親が子のもとに残り羽繕いをするのを初めて見ました。子はその後、親の姿を見ると鳴き、親に食物のおねだりをしていました、子の声は「グェーイ」で、それに応える親の声とほぼ同じでした。前回の小さな幼鳥の鳴き声とはかなり変化していました。幼鳥はしばらく休息した後、木の上方に飛びましたが、そこには枝がなく、握ったのは葉の塊でした。しばらく葉基にしがみついていましたが、やがて絶え切れず下枝に落下してしまいました。落下した先の枝では、疲れたようで、しばらく瞼を閉じ休息に入りました。やがて、眼を開くと大きく片翼広げ伸びをした後、上枝に狙いをつけ、上方移動に再挑戦しました。今度は上方枝への移動に成功しました。学習したようです。ここで、落ち着きました。めでたし、めでたし。眼は青のままで、まだ黒くなっていないようです。  戻る