6月1日

 戸隠森林植物園に行ってきました。雨に悩まされましたが、雨後は、6羽以上いると言われるコルリ(目視できましたが、動きが速く撮れず)の大きな美しい声が絶えず、他鳥の姿も思いの外良く見ることができ、楽しい思いをしてきました。マミジロはまだいるようですが、会えませんでした。

1 カッコウ雌?
  カッコウ雌?が仮親の巣の見回りに来たようです。 巣に卵を見つけたら、カッコウ雌は雄を連れてきて託卵するつもりなのでしょう。見回りに来た雌は、赤い口中を見せ威嚇していましたが、コサメビタキと思われる仮親の攻撃を受け、突かれたり、体当たりされたりされながらも、ジッと巣の様子を見ていたようです。1個目の産卵時が本当の勝負になるのでしょう。
2 カッコウ雌
  別の所でのことです。カッコウの雄に続いて、雌が飛んできて、雌雄少し離れた所にとまり、雄が「カッコゥ カッコゥ」と鳴き、雌が「ピィーツ ピーィツ」 と合いの手を入れ、鳴き合っていました。、雌はジッと雄を見続けていましたが、一瞬飛び立ち、雄の所に! 託卵は成功したのでしょうか。しばらくすると、2羽はそろって飛び去って行きました。 
3 アカゲラ
  多数見られたアカゲラが、葉裏の虫を食べたり、実食したりしていました。 
4 オオアカゲラとキバシリ 
 オオアカゲラは3?羽の子に運ぶ餌探し、餌獲りに急がしくしていました。キバシリは文字通り、群(10羽前後)で高速に、先を争うように、木を縦に横に走り飛び続けていました。身が小さいので、飛び走るセミのように見えました。

5 アオジ
 美しい、繊細なさえずりが、あちこちで聞かれました。地上での採餌中もさえずっていました。
6 ノジコ、コサメビタキ、ニュウナイスズメ、コムクドリ
 ノジコが唐松の高所で採食しながらさえずり続けていました。ノジコのさえずりは、アオジより高い声で、高低幅が狭いようです。しっかり録ってきました。ノジコは気づと、あちこちの繁みで「チッチ」と鳴き、姿を見せ、多数いるようです。コサメビタキはあちこちに、あるいは巣上にと、多数見られました。ニュウナイスズメは宿前の電線でさえずり続けていました。雌が抱卵中なのでしょうか。コムクドリは宿の庭でさえずっていました。新田宿で聞く「チョチョ」という繊細な声と異なり、大きな声でさえずっていました。大きいさえずりが本当のさえずりなのでしょうか。
7 キビタキ雌雄 
 キビタキは多数いましたが、写真の雄は鳴き続け,他を圧倒していました。近くで鳴くコジュケイの「チョトコイ」をフシに入れたり、最後に「チョッチョッピー」を最大11回も繰り返したり、大変雌にもてる雄のようです。雌が少ないので、雄の争いが激しいと聞きました。
8 アカハラ
 水芭蕉の間から近くの枝に飛び上がったアカハラが目の前でコロン コロンと、さえずり続けてくれました。別の所では、木の股につくられた簡単な巣(ヒヨドリに似る)を見ることができました。写真右は特に色の濃い個体です。

9 クロツグミ
   雄はあちこちで見かけましたが、雌の姿は見られませんでした。 雌は抱卵中なのでしょう。森にさえずり声は絶えませんでした。遠方では、間接頭かきをしていました。

10 ゴジュウカラ、ハシブトガラス 
 ゴジュウカラが木肌の割れ目に潜む虫を獲っていました。 下尾筒の赤褐色羽が見られます。アオジの声を大きくしたようなさえずりが聞かれました。本来森に住むハシブトガラスが、多数いる蛙の消化管を引き出し、伸ばし、細切して、喉袋にため込んでいました。
11 12 ミソサザイ
 木道添いの水路で採食し、人が来ると、木道の下に潜ります。潜った下で採食を続けているようです。時には、突然木道下から現れ、杭の上に乗り、チリチリと鋭い声で鳴き続けます。あまり近くに現れ、望遠では撮れないこともありました。 戻る