5月24日 戸隠森林植物園

 5月22~24日、戸隠森林植物園・長野県に行ってきました。例年、同じ時期に行っていますが、今年はサンショウクイとニュウナイスズメの数が多く、頭上から「ヒーリーリー」、「チィーチィー」という鳴き声があちこちで聞かれ、片耳聴覚をなくした私たちには、同じように聞こえ、はじめ混乱しましたが、徐々に両者の鳴き声をしっかり聞き分けられるようになりました。彼らは増えてきているのでしょうか。
 添付鳥たちのほか、見た鳥はカケス、コルリ、ヒガラ、フクロウ幼鳥(巣箱に第3子の末っ子)、キンクロハジロ、コガモ、カルガモ、鳴き声を聞いた鳥はクロツグミ、コマドリ、センダイムシクイ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギスなどでした。
 ゴジュウカラは、幼鳥のいるアカゲラ、オオアカゲラの巣穴に入っては、親に追い払われていました。ゴジュウカラは一刻も早く巣穴を譲り受けたいのでしょう。1穴に時を分け2種ペアが子育てをし、堀穴利用に無駄がありません。
 アカゲラの巣立ち瞬間に立ち会えました。上の穴から親が時々顔を出し、下の穴に呼びかけているうち、突然下の穴から子が飛び立ち、それに親が続き、平行して飛びましたが、しばらくして、親は戻ってきてしまいました。子は遠方まで飛び、高木茂みに消えて行きました。子は親より小さく見えました。
 ニュウナイスズメ2ペアは、穴掘り中のコゲラから巣穴を奪いたいと鳴き続け、コゲラに圧力をかけ続けていました。コゲラも時々反撃し、3ペアが争い続けているうち、コゲラは穴の中を時々のぞいていた雌の判断によるものでしょうか穴掘りをやめてしまいました。穴は浅く、ニュウナイスズメの愛の巣になるのでしょうか?  戻る