2018年4月24日 コムクドリ

 4月21日、新田宿沿い相模川にセイタカシギ1羽が
現れ、コムクドリ追いカメラマンが集まっていたと
地元バーダーさんから聞きました。

 4月23日、オオヨシキリのさえずりを新田宿と四ッ谷で聞きました。初音です。
 4月24日、モズの第一子が巣立ちしました。「キーキー」の 声の主は第一子で警戒の声ではなく、食べ物を「くれくれコール」でした。子供たちは次々巣立つことでしょう。ハシボソガラスの子も黒毛に包まれ大きくなり、巣立ちが近いようです。
 
四ッ谷のエノキから飛び立った鳥の群、ムクドリと思っていたのですが、今日写真整理中、この群はムクドリではなく、コムクドリであることが分かりました(写真添付)。コムクドリ151羽以上の群でした。
 二人で手分けして、相模川の左岸、座間市四ッ谷から相模原市「磯部の堰」までの遊歩道のコムクドリ数自主調査をしたのですが、正しくは座間市新田宿・四ッ谷に171羽、相模原市
「磯部の堰」までの間に40羽いたことになります。群の一部はさらに相模川上流の三段の滝(エノキがかなりある)まで川を上っていったものもいる可能性があります。
座間市滞在のコムクドリ数は、紙上発表2011年(金子精一・金子光江(2011)):相模川中流域における1ヵ月(4~5月)にわたるコムクドリの滞在.BINOS vol.18,7~16頁)以降、40~60羽で、今季の171羽は新記録です。
 エノキ多数の伐採で四ッ谷のコムクドリ滞在環境は悪化したのに、滞在数が増えたのは縦貫道の開通などで海老名市、厚木市など周辺の環境がさらに悪化したことなどが原因なのでしょうか。春の移動は繁殖のため、雄、雌の順に繁殖地へ急ぎ向かうのが通例のようですが、座間市にはこの季、雌雄がそろい1ヶ月以上滞在し、このような例は珍しいと言われ、進められるまま上の発表をしたものです。   戻る