3月 座間市新田宿・四ッ谷2015年3月

 冬鳥の移動、飛去が続いています。3月末には、カシラダカの姿は見られなくなりました。
一方、イカルが頻繁に四ッ谷に飛来して来ます。
1 アリスイ

 3月2日に冬羽だったアトリの羽衣は16日には濃色に変わり、さらに27、28日には夏羽近くに変わってきました。
2 カシラダカ

 3月末になると、カシラダカの羽衣は、写真のとおり、黒色味、赤褐色味が強くなり、きれいな姿に変わってきました。
3 タシギ、シメ 

一部のタシギは黒色味が強くなり、シメは嘴が鉛色に変わってきました。繁殖羽、 婚姻色に変わってきました。
4 シメ、アカハラ、イカル、ツグミ、シロハラ
 いずれも、あくびをしています。果実食の鳥種は良くあくびをするようです。
5 コイカル
 イカルの群の中に、時にコイカル雄1、2羽が見られます。
6 カオグロガビチョウ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、ヒバリ
 子供1羽に生活の場を渡し、どこかに2年間行っていたカオグロガビチョウの親2羽が最近帰ってきました。このペアは子供を座間から追い出したようです。ペアの一方はさえずりはじめました。今年は、座間で再び子育てをするのでしょうか。ウグイスは開けたところに出てきて、ヒバリは横着?をして、地上でさえずりはじめました。シジュウカラのさえずりは、訓練が進み、中には「ツツッピー」を10回以上続けるものもみられます。ホオジロは太陽に向かって鳴く1羽ものと、横向きに鳴く余裕のペアものに分かれてきたようです。
7 モズ、コゲラ、キジ
 いずれも、ペアで行動しています。モズ雄は獲物を 細切しては肉片を雌に与え、求愛給餌を続けていました。
8 ハシボソガラス、エナガ
  巣材運びをしています。エナガは苔を剥ぎ取っているようですが。
9 モズ、シロハラ、イカル、シメ、ハシボソガラス、スズメ、セグロカモメ
 前5鳥は瞬膜を、後2鳥はまぶたを閉じています。
10 キセキレイ、カワウ
 キセキレイの咽が黒色味(繁殖羽)を帯び、換羽期で翼の白帯2本が1本に変わっています。カワウの中に胸・腹部の白い個体が1羽います。
11 ジョウビタキ雌雄、ホオアカ、ツグミ
 ジョウビタキとホオアカは、繁殖期を迎え、羽衣が色濃くきれいになってきました。ツグミの中には、淡色系でありながら、やや黒色味と茶褐色味を帯びたものがいます。
12 ツグミ、シメ、ホオジロ、モズ
 シメがツグミに近づきました。シメはツグミ程ではないが、かなり大きいことが分かります。尾の短いシメは尾の分、見かけ上小さく見えるのでしょうか。  尾の短いホオジロと尾の長いモズがいました。ホオジロは換羽中で尾羽がまだ伸び切っておらず、モズは遺伝によるものか、特別長い尾を持っているようです。
13 ヒヨドリ、タヒバリ、カワセミ
 彼らは羽繕いや、伸びをしています。カワセミは長い太い嘴を器用に使って、羽繕いを続けていました。しかし、長い嘴は羽繕いには向いていないようで、頭部に近い場所の羽根を
くわえるのに苦労していました。
14 ベニマシコ雌、イカル、シメ、カオグロガビチョウ、ノスリ、シロハラ第一回冬羽、アトリ雌
  いずれも休息時の姿です。
15 チョウゲンボウ、イカル、ホオアカ、セグロカモメ、チュウサギ?、シロハラ
  伸びをしたり、休息中であったり。イカルは尾を広げ、それを下に折っている姿勢をしています。川の白鷺は早くもやってきたチュウサギでしょうか。田んぼには、休耕田や水溜まりがないので、川で田植えを待っているのでしょうか。

16 ヒヨドリ、カシラダカ、タヒバリ
 いずれも水浴をしています。ヒヨドリの水浴は水面に勢いよく衝突する風の荒々しい水浴です。カシラダカは農道のくぼみにたまった雨水に座り込み、水浴していました。
17 タヒバリ、イカル、ニシセグロカモメ?、ムクドリ
  鴎は直接、それ以外は間接耳・頭・咽かきをしています。
18 ハシボソガラス
 咽に溜めた食べ物を土中に隠し、オニグルミを洲に落とし割り、川虫の幼虫を水中からとり出し、堆肥山を掘って虫探しをしています。
19 ベニマシコ
  残り実が少なくなってきたのでしょう、地上で落ち実を拾ったり飲水することが多くなりました。食べているのは、ヨイマチグサ、ヒカゲイノコズチ、ヨモギ、セイタカアワダチソウの実、ヤナギの新芽などでした。 
20 アオジ
 アオジが数羽、枝にとまっている羽虫や風に流されてくる川虫をフライ&キャッチして食べていました。
21 イカル
  20、30羽の群でエノキの落ち実を拾い食べしていることが多いようです。
22 イカル
 落ち葉を横に放り投げるようにして、葉下の実を探しています。
23 コガモ、セグロカモメ、ニシセグロカモメ、チョウゲンボウ、ノスリ、ミサゴ、ノスリ
 彼らの飛翔姿です。ミサゴは魚を持っています。
24 タヒバリ、ツグミ2、スズメ、ムクドリ
 タヒバリは、アオジ同様、風に流されてくる川虫をフライ&キャッチしています。ツグミとムクドリが虫らしきものを、スズメがたねを食べています。ツグミ下左の頚部当たりには艶のある腫れ物が付いています。ダニでしょうか?
25 カオグロガビチョウ、ヒレンジャク、ビンズイ、ホオアカ、オオジュリン、タシギ
 食事中でした。ヒレンジャクはヤナギの新芽を食べています。
26 カワアイサ
  三角関係で、二羽の雌が争っていましたが、雄はすでに相手を決めているようです。
27 ヒヨドリ、ミサゴ、カワラヒワ、ヒヨドリ
  彼らが盗蜜、魚食、ヤナギの芽食をしています。  戻る