1月 1月に新田宿・四ッ谷で見られた鳥

1 ウグイス、カワラヒワ、イカル
 1月に入り、ウグイスが頻繁に繁みから出てくるようになりました。一定のコースを回って食べ物を探しているようです。カワラヒワとイカルがあくびをしました。
2 ミサゴ、ホオジロ、モズ
 ミサゴが小魚を捕らえ、中洲で時間をかけ、食事をした後、高木梢で長時間休息していました。ペアのホオジロとペアもどきのモズがいました。翌月に入るとモズ雄は雌にささやきかけています。寒中なのに、春近しです。
3 タゲリ、カシラダカ、シメ
  食後の羽繕いです。
4 ツグミ
 上面(背部)の模様には、はっきりしたものと、そうでないものがいます。いろいろな説があるようですが、性差という説によれば、右が雄となりますが。
5 シメ
 次列外弁先端(赤線端)が淡色(灰色)である右が雌、濃色の左が雄です。この雌雄判別が簡単で、確実のようです。

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6 カワラヒワ、ダイサギ
 左はカワラヒワ亜種オオカワラヒワ(三列風切外縁の白色 が目立つ=白線が太く見える)、中央はダイサギ種ダイサギ、右はダイサギ亜種チュウダイサギです。
7 カシラダカ
 頭頂の羽先がすり減ってきて、黒色味を帯びてきた右個体と、まだそれが見られない左個体です。
8 イカルチドリ
 羽衣の異なる若鳥や成鳥が、相模川中洲のあちこちで採食しています。 左上の個体は嘴が長くイカルチドリですが、コチドリの特徴である「前頭の黒と頭頂の褐色との間に白色部がある。赤線部分」をもっています。このような個体は初見です。
9 タゲリ・ツグミ、ホオアカ
  寝坊のタゲリが、田んぼからこの畑に飛来すると、すでにいたツグミはちょこちょこタゲリに歩み寄り、以降、行動を共にします。連日見られる状景です。ツグミにとっては、寄らば大樹の陰、タゲリを用心棒?としてうまく利用しているようです。写真中央のホオアカは瞬膜を閉じています。
10 イカル
  左上は脱糞、中央上は遊歩道での飲水、右上はエノキの実食です。四ッ谷には大群が数日いた後、小群、中郡がやってきます。

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11   エナガ、カシラダカ、イソシギ、カワアイサ
 いずれも食事状景です。エナガが幹を突いています。卵塊を見つけたのでしょうか。イソシギは石にとまった川虫(飛虫)を次々捕らえ食べていました。
12 カワウ
 下面が広範囲にわたり白い羽毛をもつ個体が1羽います。よく目立ちます。右は婚姻色で白色毛が目立ちます。カワウは冬季が繁殖期、動きの鈍い魚は捕獲しやすい、餌運びに適した季なのでしょう。
13 セグロセキレイ、バン、ハシボソガラス
  セグロセキレイが石の間に足を差し込み獲物を追い出し、頭部をあげて獲物の動きを見続けています。バンは柔らかそうな草の下部茎だけを折りとり食べています。ハシボソガラスが巣に落下させて割ったオニグルミの中実とコイの頭部を突き食べています。ハシブトガラスはクルミ割りを行わず、コイ食も少ないようです。
14 ムクドリ、ベンマシコ
 ムクドリが堆肥山でミミズの断片を見つけ食べています。ベニマシコを時々新田宿で見かけます。今季は1ペア?です。ヨモギ実食が多いようです。写真中央はヨモギではないようですが。
15 ダイサギ、ミサゴ、コサギ
   鳥たちの漁獲状景です。コサギ仕込み?のダイサギもかなり派手に魚を追い回します。相変わらず、大魚を捕らえたミサゴは、カラス類にとられるのを防ぐためでしょう、獲物をもって山の方に飛んで行きます。

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16 カワセミ、ジョウビタキ
  上と下は、同種同士の採食場所の奪い合いです。中央はかなり時間をかけ、中魚を飲み込みました。
17 コゲラ、シメ、ホオジロ、ジョウビタキ、カワラヒワ
  コゲラは穴に舌を刺し入れています。シメ雄はエノキの実を、ホオジロ雄はススキの実を、ジョウビタキ雌は遊歩道に落ちている、あるいは空中の飛虫に飛びつき捕獲しています。カワラヒワはヒカゲイノコズチの実を食べています。
18 タシギ、ヒヨドリ、タゲリ、タヒバリ
  いずれも採食中です。ヒヨドリはセンダンの実、タゲリは蛙(種名不明)、タヒバリは何かの実を食べています。
19 タゲリ、カンムリカイツブリ
 タゲリは新田宿の田んぼで、霜をかぶりながら毎日寝ています。毎回見かけます。暖かくならないと寝床を離れません。寝坊です。カンムリカイツブリはたっぷり食べたのでしょう、長い間、昼寝をしています。
20 シメ、カワアイサ、タゲリ
 シメは翼上げ伸び、尾羽広げ伸び、翼のばし伸びを、カワアイサとタゲリは翼上げ伸びをしていました。 

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21 ホオアカ、タゲリ、ヒバリ、タシギ、タヒバリ、アオジ
 いずれの鳥も上空を警戒しています。鳥それぞれで、警戒姿勢に特徴があります。ホオアカ、タゲリ、アオジの姿勢は特に印象に残ります。
22 タゲリ雄、カシラダカ雄?、シメ雄
  いずれも間接頭かきをしています。
23ホオジロ雌、キジバト、タシギ、ハヤブサ、カワアイサ、アカハラ、セッカ、カシラダカ  
 ホオジロは尾が伸び切っていません、換羽中のようです。キジバトの翼には、部分白化と思われる白斑が見られます。ハヤブサが直接咽かきをしています。カワアイサ雄が嘴を高く上げ、アピール(雌に)?をしています。セッカは四ッ谷で越冬中です。
24 カワウ
 翼乾かしをしています。上面が構造色で黄金色に輝いています。
番外あ イカル、ハジロカイツブリ、ルリビタキ、ホオジロガモ 

 ふれあいの相模原貯水地探鳥会イカルは飛来した3羽のうちの1羽の上面と下面です。ホオジロガモは、嘴先に黄色斑がないので、 雄;エクリプス(冬羽)と思われます。ルリビタキは葉に隠れた後ろ姿のみで、雄の冬羽か雌かの判定はできませんでした。  戻る