12月 座間市新田宿・四ッ谷

 冬鳥が定着し、毎日同じような鳥たちが見られるようになりました。
1 シジュウカラ
 ネコヤナギの芽をかき、そのまま飲み込みました。
2 ツグミ
 上旬、連日70、80羽のツグミが飛来し、エノキの実を食べ、遊歩道に溜まった雨水を飲み、落ち実を拾い、夕刻には川辺で水浴しています。たくさんあったエノキの実がたちまち少なくなり、下旬になるとツグミ大群は去り、シメと少数のツグミが落ち実を拾う毎日になりました。
3 チョウゲンボウ、シメ、カワラヒワ、アオジ、タシギ
 チョウゲンボウは小さな獲物を片足に持ち、飛びながら千切り食べしています。獲物は鳥ではないように思います。シメがエノキの残実を、カワラヒワが道端の小実を食べています。アオジが徐々に人慣れして、遊歩道に下りて落ち実を食べるようになってきました。タシギがお腹が空いたのか、昼から採食を続けています。
4 スズメ、ムクドリ
 両者、繰り返し小群で柿木に飛来し、おいしそうに実を味わっているように見えます。
5 マガモ、コガモ、オカヨシガモ、イカルチドリ
 彼らは、毎日、賑やかに採食しています。

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6 ホオジロ、タヒバリ、ヒバリ、タシギ
 皆、採食中です。ホオジロは器用に嘴を移動し、ススキの小実を剥ぎ取っているようです。ヒバリがホトケノザの実を食べています。ヒバリは越冬のためにやってきた若鳥の群の
ようです。
7 タゲリ、ハシボソガラス
 タゲリは小さなものを拾い食べしています。何を食べているのでしょう。ハシボソガラスは、堆肥山に嘴を激しく突き刺し、食べ物探しをしています。
8 ミサゴ、キジバト、ツグミ、ヒヨドリ
 ミサゴは連日、相模川上を飛び、魚を探しています。キジバトはツルウメモドキ の実を食べ、ツグミ(まれ)、ヒヨドリが渦巻く飛び虫群に飛び込み、虫とりを繰り返しています。
9 タシギ、ハイブトガラス、スズメ、タゲリ
 いずれも休息中です。タゲリは舌を出したり、冠羽をたたんだりして、あくびをしています。何か苦しそうです。そ嚢内で異常発酵が起こったのでしょうか。スズメの嘴元にはまだ黄色斑が見られます。
10 ハヤブサ、ハシビロガモ、カシラダカ、ホオアカ
 いずれも、休息中です。

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11 ハヤブサ、タヒバリ
 翼を上げたり、翼を伸ばしたりして、伸びをしています。
12 ハシブトガラス?、シメ
 いずれも休息中です。前者は「あごひげ」を下げているように見えます。ワタリガラスの
ようにも見えますが。
13 カワラヒワ、ホオジロ、キジ、ケリ、モズ
 カワラヒワが脱糞しました。ホオジロの正面顔、面白顔に見えます。キジの鼻孔(赤線)は、上嘴の上部付け根近くにあるようです。久しぶりのケリの訪問です。定着する気配は
ないようです。今季のモズは雌がかなり含まれており、昨季の雄(優位)のみと異なる状況です。
14 タゲリ、ヒバリ、ツグミ、オカヨシガモ、ホオアカ
 タゲリ1羽が泣き叫ぶハシブトガラスの圧力に負け、畑を後にしました。カラス群の何羽かは遠方まで追い払いに行きました。ハシボソガラスはタゲリを追い払うようなことはしません。畑カラスなので、古来からタゲリと程よい折り合いをつけて共に生活してきたのでしょうか。タゲリ以外の鳥たちは何かに警戒しています。
15 ジョウビタキ、ヒバリ、ツグミ、タゲリ、タヒバリ、ハシビロガモ

 ジョウビタキの白紋の形、大きさは区々です。ツグミ、タゲリ、タヒバリが間接、ハシビロガモが直接頭・咽かきをしています。
16 タゲリ、カワウ、ダイサギ
 タゲリはすっかり定着したようです。カワウの白色毛が目立つようになりました。ダイサギは居残りの亜種チュウダイサギと飛来した亜種ダイサギが一緒に採食しています。しかし、前者は近づきすぎると、後者に追い払われます。前者は魚を良く捕る後者の近くに寄っていっては追い払われています。
番外あ 相模原貯水地のマガモ、ハジロカイツブリ、オシドリ
 ガモ類は冬が恋の季節、マガモ雄が右回りで雌の背に乗り、交尾しました。 戻る