11月5日

 新田宿沿い相模川で夕刻カワウが漁獲を始めると、ダイサギが「漁夫の利」を得ようと、カワウの群に沿い一列に並び(写真1)ました。突然オオタカがダイサギ1羽に飛びかかり、 胸腹部をつかむようにして、乗りかかり、水中に沈めようとしていました。ダイサギは大暴れしていましたが、やがて静かになりました(写真2)。上を ダイサギ、カワウ、トビが旋回し、大騒動になりました。オオタカはダイサギの毛を抜き、内蔵から食べ始め(写真3)、次いでもも肉を食べて(写真4および5)いました。猛禽類によるコサギの被災は見たことがありますが、ダイサギのそれは初めてです。
 上をカラス類が通過すると、オオタカは翼を広げ、獲物を隠すようにして(写真6)いました。オオタカのまわりには、トビの幼鳥/若鳥が3羽集まってきました。大分時間が過ぎると、3羽のトビが一斉に周囲を飛び回り、オオタカに襲いかかるような行動に出ました。しかし、オオタカは獲物を守り(写真7、8、9、10)とおしました。曇天、夕暮れで、カラス類の群が河原に下りていなかったのが”さいわい”し、オオタカは満腹になれたようです。結局、日が落ちるまで見届け、帰りました。帰ったら、夕食は豚ロース赤身のしゃぶでした。オオタカ共々、赤肉(命)をいただきました。  戻る